小5に向けた塾で国語読解力をつける6つのコツ
今、娘が学習している内容は、国語は物語文・小説・敬語です。物語文はとても長い長文です。見開き1ページ分の文章を読み解き、問題を解くのは時間が掛かります。
そして、解くコツを知らないと、苦手意識を持ってしまう子供もいますので、小学生の読解力をつける方法をコソッとお伝えしますね。
読解力をつけるための6つのポイント
物語文や小説を読むときの基本は、以下の6つを守りながら解くといいです。1.文を正確に読み取る~キーワードとなる主語・述語・修飾語
文章を正確に理解するには、まず言葉の意味を正しく知ることが必要です。
言葉の意味のつながりに注意し、文と文とのつながりを正しく読み取ることが大事です。
2.場面ごとに捉える~誰が・いつ・どこで・どうした
主人公と登場人物の行動を整理します。
時や時の変化を表す言葉や表現に目を付けます。
場所や場所の移動を表す言葉や表現にきをつけます。
どんな出来事・事件がおきたのかを読み取ります。
3.人物像を読み取る⑴~人物の気持ちの動きと言動・態度
人物の気持ちは、できごと⇒気持ちの動き⇒表情・言動・態度というつながりを原因と結果の関係として読み取ります。
気持ちを表す言葉には、直接描写と間接描写があり、気持ちをじかにあらわす言葉や表現を直接描写といい、表情・言動・態度についての描写や、情景を通して気持ちを暗示する間接描写があります。
4.人物像を読み取る⑵~人物の人がらや性格・考え方
物語や小説では、作者の言いたいこと(主題)が、登場人物、特に主人公の考え方や生き方を通して表現されます。だから、登場人物(主人公)の人物像を読み取ることが、作品の主題を読み取ることにつながります。その人物の性格をじかに表す言葉や表現をみつけ、言動から考え方や生き方へつなげてみましょう。登場人物の考え方や生き方が表れているところを注意深く読み取りましょう。
5.場面展開と人物像を通して主題へ
人物像をとらえることができたら、物語の展開から、一番大事な場面(山場)を読み取りましょう。
6.主題を捉える~作者が言いたかったことは?
場面展開を読み取り、山場となる場面における主人公の言動や、人物像を考え合わせて、作者の願いや考えを読み取りましょう。主題にせまる設問に対しては、場面展開をとらえ、一番大事な場面に注目し、登場人物の人物像や考え方をふまえて、作者の願いや考えをまとめることで、主題をとらえることができます。
大きな主題をとらえるために、まずは一文一文の言葉や表現を丁寧に・正確に理解し、時間や場面の変化をとらえ、登場人物の性格・考え方をふまえ、主題へ導くことが大切なんですね。
段落の切れ目や、場面の変化・時間の変化がわかる接続詞などにチェックを入れながら読むと、わかりやすいですね。
国語の基礎学力を身につける
国語力を高めたいと言っても、すぐに国語力をアップすることは難しいといいます。本をいっぱい読んでいるから、国語の点数がいいのかというとそんなことはありません。でも、内容の理解は出来るようになりますが、主観が入ってしまうことが多いです。
いわゆる、作者の考えではなく、子ども自身の考えを答えてしまうことが多いのです。
とはいえ、読む楽しさを知らないことには、文章を読み解くことができません。
文章力もそうですが、国語の基礎学力は、どの科目にも共通するものですし、中学・高校・大学・社会人になってからも重要な要素になってきます。
まずは、興味のある本から読んでいくと国語のベースが出来てきます。