知ってますか?卒業式で保護者が守るべき4つのマナーのポイント
卒業式に参加するとマナーが守れていない保護者の方を見かけます。
子供たちの晴れの舞台である卒業式を保護者がマナーを守らずに台無しにしたり、周りの保護者に迷惑を掛ける人を見掛けます。
卒業式に参加していても、マナーを守れていない保護者がいると集中できなく、感動する場面でも気になって感動することができなかった・・・なんてことにならないようにまずは自分がマナーを守れるようにすることが大事です。
厳粛な雰囲気を大切に
小学校6年間を振り返り、子供の成長を実感する卒業式ですから、落ち着いた雰囲気で、厳かに進行されることを期待します。
両親だけでなく、祖父母や兄弟を含め家族大勢で出席する家庭もあります。
ところが、立ち上がってわが子に手を振ったり、卒業式の最中に携帯電話が鳴って、あわてて式場を出ていく人がいたり・・・・これではせっかくの雰囲気が台無しです。
私語は慎み、携帯電話・スマートフォンは音の出ない設定に事前にしておくなど大人としてのマナーは守りましょう。
司会の人が、「私語は慎み、携帯電話はマナー設定にして下さい」なんて当たり前のことを言うのは本来恥ずかしいことです。
静かに着席して式を見守りましょう
卒業式の最中は、きちんと着席して式の進行を静かに見守りましょう。
保護者の方は、ビデオや写真撮影をするときは、席を立ち上がらず、その場で座ったまま撮影しましょう。席から腰を浮かしてビデオを回し続けたり、歩き回ったりして撮影するのはマナー違反です。
学校によっては、あらじめ撮影場所を指定している場合がありますので、案内に従って指定場所で撮影しましょう。また、入場、退場時に子どもの名前を呼んで撮影することもやめましょう。
なるべく式の途中で席を立たないでいいようにすることが卒業式のマナーです。
幼い子どもが騒ぎ出したら
卒業証書授与は、とりわけ厳粛な雰囲気の中で進行されます。
担任から名前を呼ばれた卒業生は、胸を張って大きな声で返事をし登壇します。
中学校生活への抱負や将来の夢などをひと言ずつ述べてから証書を受け取る学校もあります。そんな晴れ舞台での6年生の声が、幼いお子さんの足音やぐずる声などでかき消されてしまっては、残念です。
また、式の雰囲気を壊すことにもなりかねませんので、小さなお子さんがじっと静かに待っていられないかもと心配されるようでしたら、できればどなたかに預けて出席するか、もしどうしても連れてくるしかない場合は、お子さんの様子をみながら、大人しくできなくなりそうな時は、早めに式場から退出しましょう。
人数が多い時はあらかじめ連絡を
卒業式の保護者席は、多少余裕を持って用意してありますが、卒業生の人が多い学校では椅子が足りなくなってしまうこともあります。
急遽、式の直前に椅子を追加するなんてこともあります。大事な式の前にバタバタさせてしまうのも周りの方のご迷惑になりますので、もし、出席人数が多いときには事前に学校側へ知らせておくと良いでしょう。
また、学校によっては生徒一人に対して保護者の参加人数を限定している学校もあります。
編集後記
何か支障があったり、トラブルになれば、翌年以降の卒業式の規制が厳しくなりますので、保護者はきちんとマナーを守って参加するようにしましょう。校庭を駐車場に開放していたのに、トラブルや苦情があれば翌年からは駐車場として使うことが出来なくなり、歩いて行かないといけなくなったり、参加人数を制限したりということになります。
私たちは関係ないとは思わずに、自分たちのマナーの悪さで次年度以降に支障をきたさないように、大人としてのマナーを守り卒業式に参加しましょう。