小学4年生の予習と復習の割合はどの位が最適?
勉強するにあたり、学習スケジュールを作る時に困るのが、予習と復習の割合をどの位にするかということ。予習は、次の授業内容を理解するために効果的な方法です。授業で初めて聞くのと、予習して予備知識を持って授業を聞くのとでは、子供の理解度は違ってきます。
学校でも、塾でも学習カリキュラムは決まっていますので、その単元・授業内容を事前に家で勉強しておくことで、授業での理解度は深まります。ただし、注意しないといけないことは、子供は興味のあることには集中しますが、予習して「これ知ってるからいいや」という気持ちになると授業への興味がなくなってしまう可能性もあることから、予習にばかり力を入れる必要は無いです。
小学4年生の予習と復習の割合は3:7
小学4年生の子供であれば、まだまだ遊びたいと思っていますよね。そういう時間も確保してあげることは必要です。毎日、遊ぶ時間を作らないにしても週に何回か、友達と遊ぶ時間を取ってあげることを考えると、自宅学習での勉強時間は復習を中心に行なった方がいいと思います。予習もみっちり時間を取ってしまうと、子供への負担も大きくなりますし、息抜きする時間も無くなってしまいます。始めの頃は無理せずに、復習を中心に自宅学習を行なった方がいいです。予習は学習時間の3割程度の時間を割いてあげることで、次の授業内容もある程度理解でき、授業の内容も新しいことや覚えないといけないことが、まだまだたくさん発生し、授業でも興味と集中力が続く傾向にあります。
子供の復習の方法に注意
子供に「復習しなさい」というと、教科書を読み直したり、ノートを見なおしたりしますが、これでは復習の効果はありません。ただ、読み返しているだけに過ぎず、理解できているのかどうかの判断ができません。テストやドリルなどで、出来なかった問題、間違えた問題を中心に解き直すことが重要になります。テストやドリルなどの内容は、授業で解説をしているはずなので、解説を見ないで、教科書やノートを見なおしたら、間違えた問題を解き直しをします。そうすることで、子供の理解度が分かりますし、ポイントもつかみやすいです。自分で解き直すことが、子供の理解度を身につけるためには非常に重要なことなので、小学4年生の頃は復習を中心に学習をすることをおすすめします。
1つ注意しないといけないのが、当てずっぽうで当たってしまっている答え。これは、本当に理解できているのかなぁと疑問に思う問題を子供に再度、解かせてみることで理解しているかどうかを把握できます。
全ての問題を解き直す必要はありません
先にも書きましたが、全ての問題を解き直す必要はありません。ポイントは、「間違えた問題」と「理解出来ていない問題」のこの2つを中心に解き直しを小学4年生の頃は行なうことで、基本的な知識を身につけることが大切です。小学4年生の頃から、予習にも時間割いて、遊ぶ時間も無く、勉強ばかりに時間を取られることになってしまいます。今までに勉強したことを記憶に定着させることが重要です。小学4年生の問題も中学受験の範囲に入ってきます。この基礎知識があるのと無いのとでは、中学受験の勉強に大きな開きが出てきます。
でも、勉強する時間と遊んだり、本を読んだり、テレビを見たりする自由な時間を持つことも大切です。親の気持ちとしては、うちの子供はできる子だからと、いっぱい詰め込んでしまいますが、ほどほどにしておき、自由時間も確保できるようにしておきましょう。
勉強が好きで、勉強したいというお子様なら、勉強時間に当ててあげればいいと思います。