中学受験に向けた小学生の算数の勉強の仕方
算数の基礎は計算力です。
足し算、引き算に始まり、九九と計算力が身につかないと算数の問題を解くことは出来ません。
基本的な部分はしっかりと抑えておく必要がありますし、娘のクラスでも九九を覚えていない子供もおり、学校で補えない部分は家で補う必要があります。
算数の成績が落ちるキッカケは小数点
算数ができる子供の多くが小数点の計算になると、計算ミスが増える傾向にあります。きちんとした計算力が身についていないとミスが増え、正解率が低くなり、それまで算数が得意だと言っていた子供が、算数が苦手になってしまいます。
算数の計算ミスが増えてきたら、計算式を確認します。
どこで間違えているのか、正解に導くための計算が出来ているのかを確認します。
計算ミスの場合、子供自身が書いた字を読み間違えて計算しているケースが多くあります。
「0」なのか「6」なのか、「1」なのか「7」なのか・・・正しい数字を綺麗に書けていないからです。
字は丁寧に書くようにします。
この計算力を身につけるというのは、ジミなことなのですぐに飽きてしまいます。
うちでは、楽しみながら行なうようにしています。
小学3年生の頃は朝学習で、100マス計算を毎朝していました。
これは時間を決めて計算します。そして、子供一人でするのではなく、お母さんやお父さんも一緒にするといいです。
制限時間を設けてスタートします。
娘は、そろばん教室に通っているので計算はとても早いです。
私よりも早く100マス計算が終わってしまいますので、親としての立場はありませんが、子供はそれが1つの自信になります。
答えはきれいな字で書きます。
汚い字で書いたり、読めない字で書いたら、タイムを追加したりするとゲーム感覚で楽しく繰り返しできます。
小学4年生頃までであれば、計算問題をたくさんするよりも、確実に問題を解けるようにした方が中学受験に向けてはいいです。
1問に掛ける時間は長くても構いません。
なぜなら、小学5年生や小学6年生になってから、後に戻ることになるととても大変です。
応用問題を解けるようにするためには、
算数の基礎力が身についてきたら、次に応用力を付けなければなりません。お兄ちゃんの時にこの応用問題を解かせる時に間違えた教え方をしていました。
それは、通っていた塾の先生に指摘されて初めて認識しました。
お恥ずかしいことに・・・
なので、もし、うちと同じような間違えをしないように、子供が応用力をつけられる勉強法をして下さい。
間違えていた勉強法
応用問題を解けなかった、正しい答えを導き出せなかった場合に、もう1度、基礎問題に戻って理解できているかを確認していました。でも、この基本問題は解けるのです。解けるということは、基礎力は身についているということです。
応用問題を間違えたからといって、基礎力が身についていない訳ではないので、基本問題に戻る必要はありません。
うちは、そこを間違えていました。
基礎問題が解けるのに、なぜ応用問題が解けないの?と。
応用問題の要素を理解する
応用問題は基礎問題をいくつか組み合わせて作られています。そのため、基礎問題はその要素の1つに過ぎません。
応用問題を解くためには、その要素を分解していかないといけません。
これは応用問題を解く練習をしなければ、解けるようになりません。基礎に戻っても解けるようにはならないのです。
応用問題を解けるようにするには、問題を分析していくしかありません。
解けない問題は、解答をよく読んでから、解き方を理解してからもう1度解きます。
これは答え合わせをしたら、すぐに行なうほうが効果があります。
問題の解き方を理解し、構成を頭に入れてから解くので2回目はほとんどの場合、解けるようになります。
たくさんの問題を解く必要はありません。
応用問題の解き方を1問1問、理解することで応用問題を解けるようにすることが重要です。
応用力は子供の考える力を養うためのものだと思います。
解答を理解して挑んだ2回目も出来なかった問題については、紙やノートに書き出します。
表に問題、裏に解答を書き写します。この問題は翌日に再度解きます。
うちでは翌日の朝学習で問題を解きます。
これが3回目なので、大抵は解けるようになっていますが、解けないようであれば、夜または休みの日に時間が取れる時間に取り組みます。
効率的な勉強方法を心掛ける
通っている塾の先生に言われたことは、出来る問題を何回もするのは時間が勿体無いです。これは、効率的な勉強方法とは言えず、出来なかった問題をできるようにすることが、一番効率的な勉強方法です。
たしかにその通りですよね。
出来ない問題を集中して学習する工夫をした方がいいですね。
問題を解く時には、ノート1ページを使っても構わないと思います。
細々した字で書いても読めませんし、丁寧に書くことが必要です。
これは計算ミスを無くすためにも、小学生の低学年から身につけると高学年になってから苦労しません。
今回の小学生の算数の勉強の仕方のポイント
- 計算力を身につける
- 解ける問題を多くする
- 応用問題が解けなくても基本問題に戻らない
- 応用問題は解き方と構成を解説で確認
- 解けるようになるまで繰り返し挑戦する
- 式や答えなど丁寧な字で書く