ランドセルの素材の特徴について一覧表にまとめてみました
ランドセルに使われている素材について
ランドセルに使われている素材は、天然革と人工革に分けることができます。それぞれ、革の性質が違い質感も変わってきます。技術が進歩し、防水加工処理を施していたり、光沢感の有無も加工できるようになっています。
天然革は、牛や馬から取った皮のことです。
人工革は、皮革の繊維構造に酷似した立体的な繊維構造を持つ不織布をベースに樹脂を充填させ、更にその上にコーティングなどを施したりしたものです。
柔軟性・弾力性があり、通気性にも優れています。
各種ランドセルなどに多く採用されていて、クラレ社製のクラリーノや帝人社製のコードレーなどが有名です。
低価格のものは、人工皮革が多いため、クラリーノを使ったランドセルが多く売れています。
量販店では人工皮革(クラリーノ)しか扱っていないことが多いです。
天然革でも機能を限定したり、使用する部分を限定することで格安で提供しているメーカーもあります。
ランドセルの素材の特徴を一覧表にまとめてみました
素材 | 重さ | 耐久性 | 防水性 | 耐傷性 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
ヌメ革 |
1,400g
~ 1,500g |
とても
優れている |
劣る
|
劣る
|
50,000円
~ 80,000円 |
コードバン |
1,200g
~ 1,400g |
とても
優れている |
普通
|
普通
|
40,000円
~ 80,000円 |
牛革 |
1,000g
~ 1,300g |
優れている
|
優れている
|
とても
優れている |
20,000円
~ 60,000円 |
クラリーノ |
1,000g
~ 1,200g |
劣る
|
とても
優れている |
優れている
|
20,000円
~ 50,000円 |
ランドセルの各素材のメリットとデメリット
コードバン | [メリット] ・非常に耐久性が高く、滑らかな手触りや美しい風合いが特長の高級革 ・使い込むほど味が出て、頑丈で壊れにくい ・6年間で革の風合いが変わり、飽きがこない [デメリット] ・表面加工に技術が必要であり、希少なため価格が高いのが難点 ・美しさを保つために、手入れが必要 ・防水加工はされているが、水に弱い ・品質が一定に保つことが難しい |
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牛革 | [メリット] ・古くから使われている素材で、革製品の定番である牛革 ・吸湿性、通気性が良く身体に馴染みやすい ・傷が付きにくく、傷が目立ちにくい [デメリット] ・防水加工はされているが、水に弱い ・定期的に専用クリームを塗らないと革が傷む ・品質が一定に保つことが難しい |
クラリーノ | [メリット] ・雨に強く比較的軽い ・メンテナンス無しで長期間、光沢を保つことができる ・お手入れの簡単さと、カラーバリエーションの豊富さが人気 ・品質を常に一定保つことができる [デメリット] ・天然革のように風合いが増すことない ・天然革製に比べて耐久性は劣る ・質感が安っぽい印象 |