清掃車(ロードパッカー車)が学校に来た|社会学習
小学校に清掃車(ロードパッカー車)がきて社会学習がありました。娘が通う小学校に社会学習として、清掃車(ロードパッカー車)が来て、3Rの勉強や清掃車(ロードパッカー車)の凄さを知る良い学習内容になっていました。
保護者の見学も良いとのことで行ってきましたが、保護者の人は・・・自分も含めて2名だけでした。ちょっと恥ずかしかったです。校舎に入ると会う人、会う人から白い目で見られてしまい、見ないで帰ろうかと思った程です。
体育館で職員の人からの話
電気・電力のことについて、職員に人が話をしています。
今、電気を作る方法としては、原子力発電・火力発電・水力発電・地熱発電・太陽光発電・バイオマス発電があります。そして今、研究されていて、これから私達の生活で使われようとしているのが、
- たこを挙げた時に受ける風圧で電気を作る
- 特殊ペンキを塗ると太陽光発電で電気を作る
- 宇宙に太陽光パネルを打ち上げて電気を作る
とても、興味深い話ですね。
これから、電力の自由化の話もありますし、自分の家庭がどの方法で電力を供給することにするかを自分たちで選ぶということは、今後のエネルギー供給に対しての責任を持つことにもなりますから、この授業の内容は、とても良いと思います。
住んでいる街のごみ収集は全国でもとても珍しいそうです。
- 夜間収集を行っている
- 家の前にゴミを出しておけば収集してくれる
ごみ収集の歴史について、120年前の明治時代、ゴミは農家の田畑の肥料や家畜のエサに利用されていました。そこで、農家の人が他の家から出る生ごみがもったいない。農家から見れば、肥料にもなりエサにもなるモノをただ捨ててしまっている状態でした。
そこで、農家の人は各家庭に生ごみを収集しに来るのでうちに下さいと話をしたところ快く受けてくれました。というのも、その頃はゴミを捨てる場所がとても遠く家に生ごみを収集に来てくれることが有り難かったのです。
そうすると、噂が広まり、うちもうちもという話になり、農家さんが収集に掛かる時間が多くなり、夜、家の前にゴミを出して置いてくれれば、回収するということになったのが夜間収集の始まりだそうです。これから、ごみ収集の量が増えて来たことから人の手で集めていたところから、リヤカー、馬車、三輪車、トラック、ダンプカー、そしてパッカー車となったそうです。
次にリサイクルの話がありました。内容は「紙リサイクル」と「ペットボトルリサイクル」についてです。
紙リサイクルは、もっと協力をして欲しいと。紙は燃えるゴミとして出す人が多いのですが、紙は地域の廃品回収やリサイクルボックスに出すことで紙をリサイクルすることができます。リサイクルで集まったダンボールはダンボールにリサイクルされ、新聞紙は新聞紙にリサイクルされ、コピー用紙はコピー用紙にリサイクルされるそうです。鉛筆や基板などにもリサイクルされるそうです。
ペットボトルリサイクルは、粉々に粉砕・洗浄されたペレットという状態からシートや名刺、作業着、スーツ、カーペット、ゴミ袋、洗剤ボトル、収集ネットなどにリサイクルされます。市職員の人が着ている作業着の上下を作るのに1.5リットルペットボトルが8本必要だそうです。
ちなみに、小学1年生が被っている黄い帽子は1.5リットルペットボトル1本分だそうです。こういう実際の話しを聞くと、なるほどと思いますね。子供たちも話を聞きながら一生懸命に書いていました。
清掃車(ロードパッカー車)の実物を見る時間
さぁ、いよいよ清掃車(ロードバッカー車)の実物を見る時間です。
体育館を出て、下に行くと清掃車(ロードパッカー車)が待ち受けていました。ここでもいろいろと話しをしてくれました。
まずは、服装です。ヘルメットを被り、長袖長ズボンの作業着、手袋は革製とゴム製とビニール製の3つ、靴は安全靴です。ただ、ゴミを収集しているだけでも、ゴミの中に刃物類(包丁やカッター)などを燃えるゴミとして入れている家庭もあるらしく清掃職員の人たちのうち、誰かが毎日怪我をしているそうです。このような事故を減らす活動もしているそうです。
また、清掃車に挟まれるという事故も過去に聞きますが、その安全対策もされているとのことでした。ここでも、夜の回収について少し話があり、渋滞の原因にならないことと、カラスがゴミを散らかすことが無いと。
私は、清掃車のことをロードパッカー車ということを知らなかったのです。ロード式とプレス式があるとのことでした。今日来たのは、プレス式の方です。安全装置が3箇所あるそうです。後方右部分と左部分にボタンがあり、下の反射板をキックすると止まります。
このロードパッカー車のゴミの収集方法やプレスする力をいろんなかたちで見せてくれました。
- ゴミを入れて、機械がどう動くのか。
- ブレスのチカラはどの位あるのか。
- 集めたゴミはどう押し出すのか。