百人一首を小学生が簡単に暗記できる覚え方!コツは語呂合わせ
小学生にとって、百人一首を覚えることはかなり難しいことだと思います。聞きなれない言葉に、意味の分からない文章と大人でも覚えるのに苦労します。
でも、漫画「ちはやふる」は、小学校の低学年の子供も読んでいる程、人気のあるコミックで、百人一首の競技かるたを「ちはやふる」で知った人は多いはずです。
娘も百人一首に興味を持ち、お兄ちゃんが覚えているのに使っている語呂合わせで覚えられればと思っています。
百人一首初心者でもまずは簡単に覚えるなら
百人一首は、カルタ取りをするものです。5・7・5・7・7の31文字で書かれている短歌です。読み手は、すべて書かれていますが、取り札は7・7の下の句のみしか書かれていません。
例えば、いろはカルタであれば、「はなよりだんご」と言われたら、「は」から始まるカルタを探します。でも、百人一首は違います。「あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ」と言われたら、「わがころもでは つゆにぬれつつ」という札を探します。
いろはカルタは、読み手が読んだ一文字目を聞けば、誰でも札を探すことができます。百人一首の場合はそうはいきません。覚えていないと下の句が読まれるまで取り札が分からないのです。
百人一首は、短歌を覚えていれば有利に札を取ることができるのです。
読み始めの一文字目が1枚しかないものがあります。それは、「む、す、め、ふ、さ、ほ、せ」から始まる百人一首は1枚しかありません。このように覚えやすいもの暗記するのもいいと思います。
以下に紹介する百人一首の語呂合わせは、テストなどで上の句と下の句を結びつける問題に使うことができます。穴埋め問題には対応できませんが・・・。
百人一首を覚えるための語呂合わせ一覧表
No | 上の句 | 下の句 | 覚え方 | |
---|---|---|---|---|
1 | 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ | 我が衣手は 露にぬれつつ | 秋の | 露にぬれつつ |
2 | 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の | 衣ほすてふ 天の香具山 | 春過ぎて | 衣ほす |
3 | あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の | ながながし夜を ひとりかも寝む | 足 | 長々 |
4 | 田子の浦に うちいでてみれば 白妙の | 富士の高嶺に 雪は降りつつ | 田子ノ浦 | 富士子ちゃん |
5 | 奥山に もみぢふみわけ なく鹿の | 声聞く時ぞ 秋はかなしき | 奥山君の | 声を聞く |
6 | かささぎの 渡せる橋に おく霜の | 白きをみれば 夜ぞふけにける | 傘が | 白い |
7 | 天の原 ふりさけみれば 春日なる | 三笠の山に いでし月かも | 天野 | ミカ |
8 | わが庵は 都のたつみ しかぞすむ | 世をうぢ山と 人はいふなり | わがいほは | 宇治山 |
9 | 花の色は うつりにけりな いたづらに | わが身よにふる ながめせしまに | 花の | わが身よ |
10 | これやこの 行くも帰るも わかれては | しるもしらぬも 逢坂の関 | これや | 知る |
11 | わたの原 八十島かけて こぎいでぬと | 人にはつげよ あまのつり舟 | やそしまさん | 人にはつげよ |
12 | 天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ | をとめの姿 しばしとどめむ | あまつ風 | を止める |
13 | つくばねの 峰よりおつる みなの川 | 恋ぞつもりて 淵となりぬる | つくばねの | 恋ぞつもる |
14 | みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに | みだれそめにし 我ならなくに | 道の | 乱れ |
15 | 君がため 春の野に出でて 若菜つむ | わが衣手に 雪はふりつつ | 君がため春 | 雪は降る |
16 | 立ちわかれ いなばの山の 峰に生ふる | まつとし聞かば いまかへりこむ | 立ち別れる | 松と |
17 | ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 | からくれなゐに 水くくるとは | ちはやぶる | からくれない |
18 | 住の江の 岸による波 よるさへや | 夢のかよひ路 人目よくらむ | 炭の | 夢 |
19 | 難波潟 みじかき蘆の ふしのまも | あはでこの世を すぐしてよとや | 難波潟 | 泡で |
20 | わびぬれば いまはたおなじ 難波なる | 身をつくしても あはむとぞ思ふ | わびぬれば | 身を尽くしても哀れ |
21 | 今こむと いひしばかりに 長月の | 有明の月を まちいでつるかな | 今こむ | 有明 |
22 | 吹くからに 秋の草木の しをるれば | むべ山風を 嵐といふらむ | 吹く | 山風 |
23 | 月みれば ちぢにものこそ かなしけれ | わが身一つの 秋にはあらねど | 月見る | わが身一つ |
24 | このたびは ぬさもとりあへず 手向山 | もみぢのにしき 神のまにまに | この | もみぢ |
25 | 名にし負はば 逢坂山の さねかづら | 人にしられで 来るよしもがな | 何塩 | 人に知られ |
26 | 小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば | いまひとたびの みゆきまたなむ | おぐら | いまひちゃん |
27 | みかの原 わきて流るる いづみ川 | いつみきとてか 恋しかるらむ | ミカの | いつ? |
28 | 山里は 冬ぞさびしさ まさりける | 人目も草も かれぬと思へば | 山里は | 一目見たい |
29 | 心当てに 折らばや折らむ 初霜の | おきまどはせる 白菊の花 | 心当てに | 置き |
30 | 有明の つれなく見えし 別れより | あかつきばかり うきものはなし | 有明の | あかつき |
31 | 朝ぼらけ 有明の月と見るまでに | 吉野の里に 降れる白雪 | 有明の月が | 吉野の里に |
32 | 山川に 風のかけたる しがらみは | ながれもあへぬ もみぢなりけり | 山側に | 流れる |
33 | 久方の 光のどけき 春の日に | しづ心なく 花の散るらむ | 久方の | 静かな心 |
34 | 誰をかも しる人にせむ 高砂の | 松も昔の 友ならなくに | 誰を | 待つ、昔の友 |
35 | 人はいさ 心も知らず ふるさとは | 花ぞ昔の 香に匂ひける | 人は | 花 |
36 | 夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを | 雲のいづこに 月やどるらむ | 夏の | 雲の |
37 | 白露に 風の吹きしく 秋の野は | つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける | 白露を | つらぬく |
38 | 忘らるる 身をば思はず ちかひてし | 人の命の 惜しくもあるかな | 忘らるる | 人の命 |
39 | 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど | あまりてなどか 人の恋しき | 朝、十の | 余り |
40 | しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は | 物や思ふと 人の問ふまで | 忍ぶ | 者 |
41 | 恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり | 人しれずこそ 思ひそめしか | 恋する蝶は | 人しれず |
42 | ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ | 末の松山 波こさじとは | ちぎりきな | 末の松 |
43 | あひみての のちの心に くらぶれば | 昔は物を 思はざりけり | 愛は | 昔 |
44 | あふことの たえてしなくば なかなかに | 人をも身をも 恨みざらまし | 会うこと | 人と |
45 | あはれとも いふべき人は 思ほえで | 身のいたづらに なりぬべきかな | あわれな | 身 |
46 | 由良のとを 渡る舟人 かぢをたえ | ゆくへも知らぬ 恋の道かな | 由良ちゃんが | ゆく |
47 | 八重むぐら しげれる宿の さびしきに | 人こそ見えね 秋は来にけり | 八重? | 人こそ三重ね |
48 | 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ | くだけて物を 思ふころかな | 風を | くだけ |
49 | みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえて | 昼は消えつつ 物をこそ思へ | ミカ気も | 昼は消え |
50 | 君がため 惜しからざりし いのちさへ | 長くもがなと 思ひけるかな | 君がためを | 長く |
51 | かくとだに えやはいぶきの さしも草 | さしもしらじな もゆる思ひを | 書くと | 刺し |
52 | あけぬれば 暮るるものとは 知りながら | なほうらめしき 朝ぼらけかな | 開け(あけ) | なお恨めし |
53 | なげきつつ ひとりぬる夜の あくるまは | いかに久しき ものとかはしる | 嘆きの | イカ |
54 | 忘れじの ゆく末までは かたければ | 今日をかぎりの いのちともがな | 忘れじ | 今日(けふ)を |
55 | 滝の音は たえて久しく なりぬれど | 名こそ流れて なほ聞こえけれ | 滝の | 名こそ流れる |
56 | あらざらむ この世のほかの 思ひ出に | いまひとたびの あふこともがな | あらざさ | いまちゃん |
57 | めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに | 雲がくれにし 夜半の月かな | めぐりあい | 雲かくれる |
58 | ありま山 ゐなの笹原 風吹けば | いでそよ人を 忘れやはする | 有馬は | いーで |
59 | やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて | かたぶくまでの 月を見しかな | やすらは | 傾く |
60 | 大江山 いく野の道の 遠ければ | まだふみもみず 天の橋立 | 大江山は | まだ踏みません |
61 | いにしへの 奈良の都の 八重桜 | けふ九重に 匂ひぬるかな | いにしへの | けふここ |
62 | 夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも | よに逢坂の 関はゆるさじ | よを | よに |
63 | いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを | 人づてならで 言ふよしもがな | 今は | 人づてなら |
64 | 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに | あらはれわたる 瀬々の網代木 | 宇治の川が | 現れる |
65 | うらみわび ほさぬ袖だに あるものを | 恋にくちなむ 名こそをしけれ | 恨み | 恋に朽ちる |
66 | もろともに あはれと思へ 山桜 | 花よりほかに 知る人もなし | もろ友に | 花よ |
67 | 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に | かひなくたたむ 名こそをしけれ | 春の夜の | かひなく |
68 | 心にも あらでうき世に ながらへば | 恋しかるべき 夜半の月かな | 心に | 恋しい |
69 | あらし吹く み室の山の もみぢばは | 竜田の川の 錦なりけり | 嵐が | 立つ |
70 | さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば | いづくもおなじ 秋の夕ぐれ | さびしさ | 伊豆くも |
71 | 夕されば 門田の稲葉 おとづれて | 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く | 夕 | 足 |
72 | 音に聞く 高師の浜の あだ波は | かけじや袖の ぬれもこそすれ | 音に聞く | 賭け |
73 | 高砂の をのへのさくら さきにけり | とやまのかすみ たたずもあらなむ | 高砂の | 戸 |
74 | 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ | はげしかれとは 祈らぬものを | うかれている | ハゲ |
75 | ちぎりおきし させもが露を いのちにて | あはれ今年の 秋もいぬめり | ちぎりおきし | あはれ |
76 | わたの原 こぎいでてみれば 久方の | 雲いにまがふ 沖つ白波 | わたはら漕ぐと | 白波 |
77 | 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の | われても末に あはむとぞ思ふ | 瀬が | 割れる |
78 | 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に | 幾夜ねざめぬ 須磨の関守 | 淡路島に | 行くよ |
79 | 秋風に たなびく雲の たえ間より | もれいづる月の 影のさやけさ | 秋風が | もれる |
80 | 長からむ 心もしらず 黒髪の | みだれてけさは 物をこそ思へ | 長からん | 乱れてけ |
81 | ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば | ただありあけの 月ぞ残れる | ほととぎすは | タダ(無料) |
82 | 思ひわび さてもいのちは あるものを | 憂きにたへぬは 涙なりけり | 重い | 浮き |
83 | 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る | 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる | 世の中よ | 山の奥にも鹿 |
84 | ながらへば またこのごろや しのばれむ | 憂しと見し世ぞ 今は恋しき | 長良川に | 牛がいる |
85 | 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで | 閨のひまさへ つれなかりけり | 夜も | 暇さ |
86 | なげけとて 月やは物を 思はする | かこち顔なる わが涙かな | 嘆け | 過去 |
87 | 村雨の 露もまだひぬ まきの葉に | 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ | 村の | 霧 |
88 | 難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ | みをつくしてや 恋ひわたるべき | 難波江の | 身を尽くした恋 |
89 | 玉の緒よ たえなばたえね ながらへば | 忍ぶることの 弱りもぞする | 玉野 | しのぶちゃん |
90 | 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも | ぬれにぞぬれし 色はかはらず | 店 | 濡れる |
91 | きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに | 衣かたしき ひとりかも寝む | キリギリスの | 衣は固い |
92 | わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の | 人こそしらね かわくまもなし | わが袖は | 人こそ知らね |
93 | 世の中は つねにもがもな なぎさこぐ | あまの小舟の 綱手かなしも | 世の中は | あまの |
94 | み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて | ふるさと寒く 衣うつなり | 見よ | ふるさと |
95 | おほけなく うき世の民に おほふかな | わがたつ杣に 墨染の袖 | 大きなク | ワガタ |
96 | 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで | ふりゆくものは わが身なりけり | 花誘う | ふり |
97 | こぬ人を まつほの浦の 夕なぎに | 焼くやもしほの 身もこがれつつ | 来ぬ人を | 焼く |
98 | 風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは | みそぎぞ夏の しるしなりける | 風そよぐ | みそ |
99 | 人もをし 人もうらめし あぢきなく | 世を思ふゆゑに 物思ふ身は | 人も | 世を思う |
100 | ももしきや ふるき軒ばの しのぶにも | なほあまりある 昔なりけり | ももひき | なお余り |
とても覚えやすく百人一首大会で札を多く取れました。