全国統一小学生テストなどの偏差値や合否判定について
全国統一小学生テストと四谷大塚の組分けテストの結果が親としては気になるところです。
でも、この合否判定や全国順位などに左右されない方がいいです。
このテスト内容や合否判定はあくまでも目安の1つでしかないからです。そのことについて考えを書かせて頂こうと思います。
模擬試験などの合否判定について
全国統一小学生テストや四谷大塚の組分けテストでは、偏差値が発表されます。小学6年生になれば、中学受験に向けて模擬試験などを受けることが多くなります。
その結果の成績表で公表されるされる子供の科目別偏差値や評価判定に親はどうしても惑わされてしまいます。
具体的な数字が出てしまうため第一志望の中学校の偏差値と比べてしまいます。
我が家のお兄ちゃんの時もそうでしたが合否判定がE判定、偏差値42なんて結果になり、親としては目指している第一志望の中学に届くはずがありませんよね。
模擬試験の偏差値や合格可能性
この偏差値や合格率については、1つの指標として見ることはいいと思いますが、信ぴょう性があるのかどうかということ。全国模試などの問題については、その問題での偏差値や順位は参考になりますが、中学受験をする志望校の参考にはなりません。
なぜなら、第一志望の中学の入試傾向が反映されていないからです。
中学受験する学校により入試傾向が全く違います。
記述式の問題を多様する中学、選択式の問題を多様する中学、問題は難しく無いが確実に解く力を見る中学、応用問題を多様して応用力を見る中学など入試問題は、受験する中学により異なります。
何が言いたいのかというと、中学受験は受験する中学校の入試傾向を分析して、入試対策をしていくことで合格を手に入れるのです。
受験する中学の入試傾向が反映されていない全国模試のテストの合否判定や偏差値でアタフタすることはありません。
各中学校で先生が工夫を凝らした入試問題を作成しているので、それを全国模試という1つの試験で合否判定を出すことには無理があります。
全国模試の問題内容と同じような入試傾向の中学校なら多少の信ぴょう性はあると思いますが。
入試傾向が似ているなら50%がひとつの目安に
これは、塾に受け入れ情報ですが。全国模擬テストの内容が似ているのであれば、合格率50%がひとつの目安にするといいようです。
50%を切ると難しくなってきます。
基本的な知識が不足しているので、そこを補うことが必要になります。
でも安心してください。
これは入試では無いということです。
入試が近づくに連れてエンジンが掛かり、伸びる可能性もあるのでその伸び代も考慮して合格可能性を判断しなければいけません。
また、志望校別のテストを塾で行ない、順位が出たとしても気にしない方がいいです。
と言っても、気なってしまうかもしれませんが、子供の偏差値は5とか10とか1回のテストで増減しますので順位を気にするのではなく、気にしないといけないのは出題された問題の方です。
学校別の模擬試験は、とても良い勉強教材です。
真剣に問題を解いているので、なぜ間違えたのか原因をしっかりと見つけていく復習教材に最適です。
よくある間違いが、最後まで問題文を読まずに起こるミスが多いです。
ミスの原因が分かったら、次には同じミスをしないように対策をしていきます。
ミスは完全に無くなりません。
少しミスが発生する程度は許容範囲にしてあげるといいです。
塾の学校別対策テストは、入試傾向を分析し、入試問題を作成していますから、出そうな問題をチョイスしています。
それを繰り返し勉強するというのは、非常に良い勉強方法です。
模擬試験を受ける頻度
頻繁に模擬試験を受けることはありません。塾にも通い、宿題をこなすだけでも大変なのに、模擬試験の対策をして、復習をする時間まで持つことは大変なことです。
月に1回程度受ける程度でいいと思います。1ヶ月掛けて復習していく程度でいいと思います。
受験の時期は本当に時間がありませんから。
それに試験を終えて成績が悪かったら子供は自信を失います。その時は、子供を励まして下さい。
「これが本番でなくてよかったね。」と。
これで本番までの間に、復習して間違えないようにできるからよかったねと。
お母さんやお父さんが悲観しないようにしましょう。