進学塾に通いならが個別指導や家庭教師は必要か?
個別指導や家庭教師を雇っている家庭も今は少なくありません。「 進学塾・個別指導塾・家庭教師の特長 」について書いていますので、そちらもご確認下さい。
集団学習である指導塾と違い、個別指導や家庭教師は、子供にあった内容だけを学習することができるため効率がいいです。ただし、中学受験に関して言えば、個別指導だけ、家庭教師だけにするのは、子供が自分で学習プランを立てて勉強できないのであればオススメはできません。
個別指導・家庭教師だけに頼るのは危険な理由
個別指導や家庭教師だけにすると、子供の学習スピードになってしまい、中学受験するまでに目標のレベルに達しないことが多いのです。個別指導や家庭教師は、子供の分からないことや理解できていないことをフォローするには有効な学習スタイルです。子供が分からないこと、出来ないことに集中して取り組めるので良い点だと言えますが、中学受験という目標のときは、ここまでのことをやらなければいけないという範囲があります。1つのことに時間を使って全体が間に合わないということが発生します。
個別指導・家庭教師の効果的な活用法
個別で学習した方がいいという科目があれば、お願いするといいと思います。算数が不得意で塾の授業だけでは理解できず、自宅学習でも子供が理解できないまま時間だけが過ぎてしまっているという場合には個別指導や家庭教師は効率的です。我が家のお兄ちゃんの時は、小6の10月から1月の最後の中学受験が終わる前日まで家庭教師をお願いしました。もちろん、進学塾にも通いながらです。我が家が依頼した家庭教師では、同じ進学塾に通っている子供が結構通っていることが分かりました。
お願いした家庭教師は、家に来て指導してもくれますが、教場を持っているので、教場でも教えてくれるスタイルを選びました。自己学習にもスペースを貸してくれるというので教場での指導をお願いしました。
すると、進学塾で同じクラスの子どもや超難関校を目指している知っている子供が多数いたのです。実態は、進学塾にも通いながら、家庭教師や個別指導も行なっているのを知りました。ただし、お金が掛かることなのでよく検討されてからの方がいいと思います。
集団塾・進学塾がいいと思う理由
進学塾では、できる子供がいることで他の子供たちが刺激を受けることができ、自分も頑張ろうという気持ちになりますし、子供のモチベーションの維持にもつながります。でも、個別指導や家庭教師だけにするとその刺激はありません。中学受験は情報戦です。試験に出る問題を効率よく学習していく必要があります。そして中学受験では、出題範囲の3割が出題される問題の7割を占めていることが多いのです。中学入試は100点満点を取る試験ではありません。トップで入学しようが、ビリで入学しようが合格は合格で同じ結果なのです。
どの私立中学もだいたい7割が取れれば合格点だと言われています。よく出題される出題範囲の3割をしっかりと勉強することが合格のコツとなります。
合格のコツは進学塾に強みがある
出題傾向や今年の出題予想の情報は進学塾がずば抜けていると思います。進学塾では、過去の出題傾向を分析して、どの学校で何が出やすいのかという情報を整理して、カリキュラムやテストを組んでいます。この情報をしっかり持っている進学塾は、やっぱり合格者を多数排出しています。大手進学塾の四谷大塚を始めとする塾が、何名合格という広告を出しますよね。その裏には、きちんとした塾側の戦略があり、情報戦があり、出題予想の傾向分析がきちんと出来ている証拠なのです。
中学受験という目標に合った、やり切れる内容を取捨選択していかなければいけません。それには、専門家の力を借りた方が簡単ですし早いです。そのために進学塾を活用するのです。塾での学習内容とテスト結果を自宅学習で復習することが一番大切です。
この勉強方法を子供が身につけることが重要で、自分から学ぶクセをつける必要があります。もちろん、親としても勉強の方法や学習の仕方について、大いに塾から学ぶことも多いですので、塾に任せっきりにするのではなく、家での勉強時間でも上手く活用していくといいです。